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人形を作ったりしてましたが、現在は英語の音や表現に興味を持っています。
ダンスやゴスペルが趣味。
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書店で「怖い絵」(中野京子著・朝日出版社)という本を見つけて、ちょっと読んでみた。神話や伝説、事件や風俗などを描いた名画などを解説した本で、「この絵のここが怖い」というのがキーワード。歴史背景などもわかって、ちょっとミステリを読んでいるみたい。

「我が子を喰らうサトゥルヌス」みたいにいかにも怖い絵もあるけど、別におどろおどろしい情景でもないのに何か緊張感が漂う絵とか、気持ちがざわつく絵とかあるもんね~。



しかし。


あげられた中に「マリー・アントワネット最後の肖像」という絵があって、それはダヴィッドの手によるいわばスケッチ。ペン画みたいな簡単な絵。

「ロココの女王」と謳われた女性が処刑台に運ばれていく。その惨め極まりない姿を容赦なく描いている「描き手の悪意」が怖い。

ということだったんだけどー。


確かに美術館などで目にする華やかな肖像画に比べればみすぼらしいけど。そしてダヴィッドって人がまた、割と保身に長けた人だったらしく、わざわざアントワネットを好意的に描くわけはないけど。

唇の形や、やつれた目や頬の感じ、後ろ手に縛られて荷車に乗せられ、髪はザンギリ。

そんな絵を見て、「冷徹な観察眼と描写力」とは思っても、「悪意」ってほどじゃないよな、とか思っちゃう私って、「怖い人」になっちゃってるんだろーか。

絵って怖い。

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